腸内に悪玉菌が増えると『疲労』の原因に?
腸内に悪玉菌が増えると疲れる、と聞いたことありますか。腸内バランスは体調にも精神面にも大きく関わっているのです。 では、悪玉菌って一体何なのでしょう。
悪玉菌とは、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)、大腸菌(無毒株)、日和見菌があります。悪玉菌が無くなると善玉菌も無くなりますから、必ずしも悪玉菌は悪い菌というわけではありません。
【悪玉菌の何が悪いのか】
善玉菌と悪玉菌のバランスが問題なのです。悪玉菌が増えすぎると、体に変調をきたし始めるのです。悪玉菌が増えた人の特徴を紹介します。
- 便が黒っぽい
- 便に悪臭がある
- おならの匂いが臭い
このような特徴がある人は、悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化しています。
【悪玉菌の増える理由】
悪玉菌は日頃の食生活やストレスなどが原因で増えてしまいます。そのような状態にあると腸内環境が悪くなります。
1 ストレスなどが原因で食べ物が未消化のまま、大腸に届いてしまう。
2 善玉菌が好む食べ物の細菌が無くなり、善玉菌が働かなくなる。(善玉菌のエサは、糖類です。)
3 脂肪の摂りすぎ。
4 食べ物の摂取するバランスが悪い。
【便秘になると免疫力が低下する】
悪玉菌が増えて、善玉菌の働きが上手くいかないと、腸内の動きが鈍くなり、便秘になります。便秘が3日続くと、更に悪玉菌が増えてしまいます。
善玉菌が少なくなると、免疫力が低下していきます。善玉菌には、免疫力を高める働きがあるからです。そのため、善玉菌が少ないと疲れやすくなり、風邪を引きやすく、病気になってしまうのです。
【悪臭を減らすには】
善玉菌が作り出す有機酸だけが、悪玉菌を退治出来ます。善玉菌に有機酸を作って貰うためには、食べ物に大腸まで届く糖類が含まれているのが条件です。 では、大腸まで届く糖類には、どんな物があるのでしょう。
① オリゴ糖
② 水溶性食物繊維…海藻類などに含まれてます。
一番速く善玉菌に届いて、有機酸を作ってもらうには、オリゴ糖が良いでしょう。迅速に大腸に届く事で、悪玉菌を対峙する事が出来ます。
【腸内がキレイであること】
免疫力をあげて、疲れたり、風邪を引きやすいなどを防ぐには、いつでも、腸内をキレイに保つ事が大事です。 善玉菌が悪玉菌より多ければ、善玉菌の働きが活発になり、どんどん免疫力を強化してくれます。副交感神経なども正常であれば、腸内も活発で、便秘もしなくなります。
《悪玉菌の影響》
悪玉菌が増えてしまった時の人への影響。
- 1 便秘になり、更に悪玉菌を増やしてしまう。
- 2 腸内の動きがにぶくなる。
- 3 免疫力を作る助けをする善玉菌が働かなくなる。
- 4 免疫力が低下し、疲れやすく、病気になりやすい。
このため、悪玉菌により、疲れやすくなってしまうのです。腸内バランスは大切ですね。